加熱機器

クッキング・レンジ (Cooking Range)

    鍋やフライパンを使用する時に使うホットプレート(Hot Plate)、

    魚や鳥を焼く時に使うクイックヒーター(Quick Heater)及び

  パンやケーキを焼くオーブン(Oven)が 一体になった電気レンジ。

    煮炊き物から焼き物をはじめ、パイやケーキを焼くことまで可能で船舶のギャレー機器の

    中心的存在です。
    ホットプレート、クイックヒーター及びオーブンの組み合わせにより、

  電気容量が15kw~33kwまで、10種類の標準機種がありますが、

  特殊な要望に対しても一から設計をし、これに対応しております。

    特にホットプレートは、ヒーターを鋳込んだもので、

  ブレート全体が均一に温まるため効率が良く、 ヒーターも切れにくくなっています。

電磁コンロ (Induction Cooking Heater)

    IHクッキングヒーターと呼ばれるもので、清潔で加熱時間の早いのが特徴。

    価格はやや高くなりますが厨房の環境にたいへん良い加熱機器です。

    一般の煮炊き物用であり、鉄などの磁性体の材質の鍋や釜で鍋の底の直径が約20cm~45cm、

    底の平らなものを使用。

    電気容量が3kwと5kwの2種類があります。

グリルオーブン (Grill Oven)

    焼き鳥や焼き魚のように、はっきりとした焼き目(焦げ目)を付けたい料理に使用するもので、

    上下のシーズ・ヒーターの間に狭んで加熱するので、美しい焼き目が付きます。

スチームコンベクションオーブン (Steam Convection Oven)

    加熱方式の組み合わせ(熱風と蒸気)を、メニューで選ぶことにより、

    焼き物、蒸し物、真空調理、冷凍食品の解凍から仕上まで、

  自動で調理してくれる優れものです。

    ただ、熱風調理であるためはっきりとした焼き目(焦げ目)を付けるのには適していません。

    このため蒸気の出ない、グリル機能を付加したコンベクションオーブンもあります。

    自動洗浄装置付きのもありますが、焼付いた油汚れは自動では絶対に落ちないので、

    噴射ノズルを装備した手動式の方が洗浄結果は優れています。

フライヤー (Fryer)

    フライやてんぷら等の揚げ物料理をする時に使用するもので、

    1槽式(18リットル)、2槽式(18リッター×2)のものがあります。

    SOLASを適用する船舶にフライヤーが装備される場合、

    自動消火装置の取り付けと消火装置の作動に際し、

    電源を自動的に遮断すると共に、警報を発する装置であることが義務付けられています。

ライスボイラー (Rice Boiler)

  米を炊くもので14kg(1斗)、21kg(1.5斗)炊きの

  丸いなべ型の蒸気式と角型の電気式があります。


スープボイラー (Soup Boiler)

    スープや味噌汁を作るため、両貨物船共、30~50リッターの蒸気式と電気式があります。

スービークッカー (Sousvide Cooker)

    真空パックされた食品などを、

    循環ポンプで湯温を均一に保った湯槽に投入し最適に加熱調理するものです。

ティルティングパン (Tilting Pan)

    四角い槽(パン)の中で焼く・煮る・炒める・揚げるなどの

  様々な加熱調理が行える大量調理用の機器。

    ハンドルを回すと鍋部が手前に回転する仕組みになっており、

    調理後の食材の取り出しや手入れが簡単です。5Kwと10Kwがあります。